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サバがマグロを産む日 [読み物]

サバがマグロを産む日 著)奥山 文弥他

クロマグロのニュースで、思い出した1冊。

「魚」学者12名が、それぞれの分野について書いたものを
1冊にまとめたオムニバス的な本である。
あの”さかなクン”も文章を寄せている。

で、タイトルになっている「サバがマグロを産む」については、
その1つの章である。

タイトルほど、ショッキングな内容が書かれているわけではない。

「同じサケ科のイワナにニジマスを産ませる事に成功しているから、
マグロは、サバ科なので、サバにマグロを産ませる事が可能だ」
ということだ

理屈は解る。
しかし、イワナがニジマスを産んでいる実績があることには驚く。

この章もそうであるが、どの章も、学者らしく理論を実証が丁寧に
積み重ねてある。
かといって、論文のように、硬く難解な文章でなく、「知的なエッセイ」
といった感じだ。
その肩肘張らない感じがかえって、魚への思い入れを強く感じさせる。

読めば、あなたも魚が食べたくなってくる。
なんといっても、表紙のトロがとてもウマそうだ!

クロマグロの件で思ったが、
食文化と自然保護は、分けて考えるべきだと思う。
世界に多くの国があり、そのそれぞれに食文化がある。
その食文化は、尊重しあうべきだと思う。

<今日の抜粋>
誰もそのゴールまで行ったことがないわけだから、
自分たちがそこからどのくらいまで到達しているかも分からない・・・。



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サバがマグロを産む日:読書ぎらいの読書録 (旧題:読後焼却すべし):So-netブログ
by ray ban outlet usa (2013-07-31 07:51) 

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