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イノベーションのジレンマ [ビジネス]

イノベーションのジレンマ 著)クレイトン・クリステンセン

非常に、読みごたえのある本。 
「論文」的、「教科書」的な本。

乱暴な表現をすれば、
「こんなオモチャみたいなものは売れない」
という判断が、マーケットの主導権を失う
ということが書かれている。

技術の革新は、性能を引き上げる方向に向かうのが通常。
ところが、「性能を引き下げる」方向に向かう技術が生まれることがある。
著者は、これを「破壊的技術」と名づけている。

これは、儲からない製品を生んだり、マーケットが小さかったり、
主力製品に比べ使えなかったりという理由で大手が参入しない。

そこで、小さい企業がこの「破壊的技術」を用いた製品を世に送り出し、
顧客が、それに大いに反応し、一大マーケットを形成する。
出遅れた大手は、主役の座から降りる羽目になる。

だからといって、「破壊的技術」を追う訳にはいかないのが、大手である。
これが「ジレンマ」となる。

冒頭にも書いたとおり、読み応えのある本である。
討論用の手引きに、討論テーマが、付録(!)となっている。
この本とは、じっくり向き合うのが正しい読み方と思う。

しかし、巻末に「まとめ」があり、5ページにまとまっているので、
ここを読んで、後は拾い読みができるので、時間をかけたくない方
にも読んでいただけると思う、

<今日の抜粋>
破壊的技術をとりまく不透明な環境のなかで、
信頼できる事実は一つだけ、
「専門家の予測はかならず外れる」ということだ。



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コメント 3

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初めまして、よろしくお願いします
by ポールスミス 財布 (2011-08-31 10:47) 

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勉強になりましたとても良かったです。
by ポールスミス バッグ (2011-08-31 10:47) 

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お日記拝誦いたしました、中々いいですね
by ポールスミス 財布 (2011-08-31 10:47) 

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